6日に日本郵便より特殊切手『国際文通週間にちなむ郵便切手』が発行されました。今回は160円切手の1種類のみです。
これはつまり、こういうことです。
<2022年まで>
- 7円(国内・国際郵便はがきの差額)
- 70円(国際郵便はがき)
- 90円(旧第1地帯)
- 110円(旧第2地帯)
- 130円(旧第3地帯)
<2023年から>
- 37円(国内・国際郵便はがきの差額)→発行せず
- 100円(国際郵便はがき)→普通切手で代用
- 120円(新第1・2地帯)→普通切手で代用
- 140円(新第3・4地帯)→普通切手で代用
- 160円(新第5地帯)→切手として発行
※航空扱いの書状(定形)料金。
37円切手という変な額面の切手を出すのは難しかったとは思います。しかし100、120、140円切手は普通切手で既にあるので発行しないという判断となりました。確かに考えてみれば昨年までの70、90、110、130円はすべて普通切手にはありません。
今回の切手発行案内がニュースリリースで発表された直後、今年は1種類だけだったことを残念がる声がSNS上で見かけたのは少々意外でした。国際郵便用なので国際文通週間の切手は額面がどうしても高めで、それが1種類だから楽だな~と私は思っていたのですが、そういう声を見てちょっと反省しました。まだまだ熱心に切手を集めている人はいるんだなあと思った次第です。
でも考えてみれば、国際文通週間は最初から何種類も出ていたわけではありません。1種類だったのは1986年が最後で、以降は2種類以上が出ています。なので今回は37年ぶりの1種類で、前回は平成時代をすっ飛ばして昭和時代ったのですね。
日本の記念切手はほぼシール式に移行し、今でも裏のり式なのは切手趣味週間や国民体育大会、年賀用、そして国際文通週間などわずかになりました。