台湾の台北市にある郵政博物館の5階は切手展示エリアとなっており、そこには日本の東京にある郵政博物館と同様、世界各国からの切手が展示されています。東京の郵政博物館は順路に沿って地域別、国名順に長々と並べられていますが、台北の場合は一つの部屋に壁に沿って国名アルファベット順に並んでいます。複数回に分けてご紹介します。
まずはこれが出入口のところにある看板ですね。
部屋の内部はこのようになっています。壁側にアルファベット順に並んでいるほか、中央には展示物が置いてあります。①~④の数字はあとで説明しやすいように私がつけたものです。
出入口から①→②→③→④の方向を見たときの風景はこんな感じです。
今度は出入口から対角線の反対側、③の場所に立って、①→②の方向をを見た時の風景。
ちなみに③のところはニジェール(Niger)で終わっています。
そしてこれは③の場所から④の方向を見たときの様子です。
もう一度、冒頭の模式図を見ていただきたいのですが、壁一面の切手は国別アルファベット順に並んでいますが、AからZまで並んだ後、各国の最近の切手が別個に並べられています。後でまたご紹介することになりますが、実はここは基本的に1949年から1992年辺りまでの切手しか展示されていません。しかし郵政博物館はそれ以降の切手も所蔵はしているので、その一部を④あたりにまとめて展示して閲覧可能にしているのです。上記の写真にもフレームの上部分に『各國近期郵票』と書かれていますね。
切手が収められているのはおそらくステンレス製のフレームで、これが収納された時の様子なのですが、よく見てみるとフレームには凹みやキズが確認できるほか、完全に収納しても横にきれいに並ばず、一部フレームが飛び出し気味だったりと結構ガタガタです。東京の郵政博物館だとピシッときれいに収納できますし出し入れもスムーズなので両方の郵政博物館に行ったことがあると違いに気が付きます。ここ台北の郵政博物館は1984年に今の建物に移転してきたそうなので、これらフレームもそれなりに老朽化しているのかもしれません。きっとこれまでに多くの方々が閲覧したのでしょう。