24日でロシアによるウクライナ軍事侵攻から2年が経過しました。西側諸国によるウクライナ支援には疲労の色が見え始めています。実際のところ、明日は我が身と思っている国は引き続き支援に前向きですが、そうでもない国はそこまで熱心に支援しなくても、という印象です。結局のところ人間は経済的なうまみがないと動きません。ウクライナは今後、支援を得るために戦後の空手形をどんどん切っていかざるを得ない苦しい状況になるのではないでしょうか。一方のロシアも一部で言われているほど無傷だとも思えません。まさに泥沼状態です。
さて、これは開戦後間もない2022年4月20日付で、中央アフリカ共和国名義で発行された軍事装備の切手です。5連刷の左からアメリカ合衆国のFGM-148 ジャベリン、トルコのバイラクタル TB2、スウェーデンのNLAW / RB-57、イギリスのスターストリーク、そして旧ソビエト連邦のOTR-21 トーチカUが描かれています。いずれもこの戦争に注ぎ込まれている兵器で、報道でもよく聞くようになりました。最後のOTR-21 トーチカUについては、宇露の双方が旧ソ連時代のものを引き継いで使っているようです。ウクライナ戦争は双方陣営による新兵器の実験場にもなってしまっています。