これが本家フランスのエッフェル塔切手

先日、3月13日に日本郵便が発行した『切手趣味への招待~パリ~』にはパリのエッフェル塔も描かれていましたが、本家フランスも昨年(2023年)にエッフェル塔の切手を発行しています。

これは2023年3月23日にフランスで発行されたエッフェル塔の切手です。右の『1832-1923』というのはエッフェル塔の設計者ギュスターヴ・エッフェルの生没年で、2023年は死没100年にあたります。そのためかフランスはこの年にエッフェル塔の切手を3回発行しており、これはその中で最も早く発行された切手です。

なおシート左側のエッフェル塔の切手は1939年5月5日に発行されたエッフェル塔建設50周年の記念切手、右側のギュスターヴ・エッフェルの切手は1982年12月20日に発行された生誕150周年切手を、それぞれ復刻したものです(色や額面は変更)。フランスはこういう復刻切手をよく出しますね。

この切手シートにはギュスターヴ・エッフェル死没100年という直接的な表記はありませんが、中央のエッフェル塔に名前が書かれていますので、やはりギュスターヴ・エッフェルに関する切手と考えるのが自然でしょう。

ちなみにこの切手、昨年(2023年)8月に台湾で開催された国際切手展『TAIPEI 2023』(第39回アジア展)のディーラーズ・ブースにて購入しました。イベール・テリエのブースでしたが、シートに含まれる切手の額面を足し算しつつ台湾元で書かれた値段と比較して、そんなに上乗せされていないことを確認して、滞在最終日に残った手持ちの台湾元を使い切るのも兼ねて購入しました。