1999年8月11日皆既日食切手

北アメリカ大陸を中心に現地時間の4月8日に日食が観測され、アメリカ合衆国の一部では皆既日食となりました。日食が起こるカラクリなんざもう科学的には明らかにされており、何なら次にいつ、どの地域で日食が見られるかということも日付どころか秒単位で計算可能なわけですが、それでも実際に日食が発生するとやはりワクワクするものです。

これまでにも当ウェブログでは皆既日食に関する切手をご紹介してきましたが、今回は英王室属領ガーンジー代官管轄区オルダニーにて1999年8月27日に発行されたものです。これは1999年8月11日に大西洋からヨーロッパ、トルコ、イラン、パキスタン、インドにかけて観測された皆既日食を取り上げたもので、なんと日食からわずか16日後の発行なのに、日食の推移が時刻も含めて詳細に描かれています。当日のヨーロッパは天候が崩れ気味だったようですが、この切手は現地からの実際の観測結果が描かれているようにも見えます。オルダニーは晴れだったのでしょうか。