30日午後11時よりTBSテレビにて放送された『情熱大陸』は、グループを取り上げる1300回放送記念企画の『情熱大陸 THE TEAM』第2弾として日本郵便の切手・葉書室の切手デザイナー7人が登場しました。切手デザイナーは個人で取り上げられることは多々ありますが、共同での作業が見られるのがいいですね。
たしかに切手をデザインしている方まで気が回る方は少ないかもしれません。最近の日本切手を買っている方なら日本郵便によるニュースリリース発表段階でデザイナーをチェックしたりしますが。世界は誰かの仕事でできている…というのは缶コーヒーGEORGIAのキャッチコピーでしたか。
多種多様な経歴をお持ちの方々が集まって切手・葉書室は成り立っており、日本切手に良い意味で統一性がない効果をもたらしていると思います。
切手を作るために取材に行ったり撮影に行ったり、決してデスクワークに終止する仕事ではありません。
どこかで拝見したお顔も最後に出てきました。それにしても、昨年10月に発行された『国際文通週間にちなむ郵便切手』の発行当日の様子とは、つまり半年以上も取材されているのですねえ。
最後には切手デザイナーの行持という話題も出てきましたが、切手は専属のデザイナーを使うのがよろしいのではないかと思います。以前から私が言っていることではありますが、切手は国家の意思を代弁します。時には政治家よりも雄弁に語ります。これが大げさな表現ならば、非常に公共性の高いデザインと言い換えてもいいでしょう。民営化しようが世界に出てしまえば一国の郵政部が認めた証紙なのです。7月には新紙幣が発行されますが、あのデザインを外部に委託することはありえないと思います。それと同じですね。
TVerでも7月7日まで視聴できますので、ぜひご覧いただければと思います。
日本郵便 切手・葉書室(切手デザイナー・#1307)
https://tver.jp/episodes/epz6remycn