9月17日は申の日でした。サルの切手も色々ありますが、やはり中華人民共和国が1980年2月15日に発行した申年の年賀切手、通称『赤猿』ではないでしょうか。残っている数が少なく値段が高騰しているが故に偽物も大量に製造されており、いろいろな意味で手が出にくい切手となっています。でも、この切手を題材にした切手なら、簡単に入手できます。
これはシエラレオネ名義で2023年12月15日付で発行された申年切手です。申年でもなんでもないのに申年切手を発行する理由は不明で、まあ赤猿切手を出せばお前らみんな買うだろうという切手代理発行エージェントのチンケな策略にまんまと引っかかっています。はい、私のことです。
まあ本物買うよりは確かに入手しやすいです。ところがこれ、ユーロ建てで20ユーロもするんですよ。日本円で3,000円超えです。ちなみに切手の額面である415シエラレオネ・レオンは現在約16.5ユーロ、日本円に換算すれば約2,600円程度なので、ユーロ建ての販売価格と比べると2割ほど高いですね。いずれにせよ切手1枚でこの値段なので日本で言えば2,600円切手となるわけで、いやシエラレオネでそんな郵便料金は絶対ありえないだろと思うのですが、ほら赤猿だよ、お前ら買えハハハハハという切手代理発行エージェントのチンケな戦略にまんまと引っかかっています。はい、私のことです(2回目)。なお、この小型シートに使われている紙は少々厚いのですが、販売元からの説明は特にありません。
こういう切手は以前にもソロモン諸島名義で2016年12月1日付で発行されたものを紹介したことがあります。あれは日本円で700円弱なのでお求めやすかったのですが。