中国切手に描かれたパンダは実はタブ部分?

恩賜上野動物園にて飼育されているジャイアントパンダのリーリーとシンシンが高齢のため中国に返還されることが8月下旬に発表されました。昨年2月にはシャンシャンが中国に返還され、現地で改めて公開されたシャンシャンに日本人が日本語で呼びかけたところ明らかな反応が見られたという報道もありました。中国としては戦略的にパンダを外交的に利用している側面はありますが、やはり親しまれたパンダがいなくなるというのは寂しいものです。

で、ジャイアントパンダといえば中国切手だよねぇと思って探していたところ、一昨年(2022年)11月5日に国家公園というタイトルの5枚組切手の中にパンダがいるのを見つけました。

ところがこのパンダをはじめとした動物の部分、切手の内部で目打に囲まれています。ということはここはあくまでタブであって、切り取ってしまっても郵便物に使えると解釈することも可能ではないでしょうか? 目打を見る限りではこの切手は4つに分解できますが、左の一番でかいブロック(=額面や『中国郵政』という文言が載ってる部分)さえ貼ってあれば郵便として送れてしまうかもしれません。

というか目打があるとそこで切ってしまう人が出てくる可能性は大いにあるわけで、もしこれを切り離したら切手としては無効になってしまうというのは非常に不親切な話なので、そんな罠のような目打をつけるということはないと思うのですがね…。