9日に日本郵便より『万国郵便連合(UPU)創設150周年』の切手が発売されました。
国際的に共通して記念切手を発行するような事項に、日本が乗っかるのは近年では珍しいことです。いくら世界的な偉人や出来事に関するものであったとしても、自国に直接関係のない記念事項について日本は特に切手を発行していません。しかし、UPU関連の切手に関しては、創設◯◯周年、日本の加盟◯◯周年のタイミングで発行してきましたので、今回は日本も世界的な大シリーズに乗ったことになります。
UPUは150周年を祝う記念ロゴマークを制定しており、それをUPU創立150周年の記念切手デザインに取り入れる国も多いのですが、日本は切手部分には使用せず、シート枠外に掲載するにとどめました。まあ、それも各国の判断です。実は今年初め頃からこのマークを使っている外国切手がネット上など色々な場所にて販売されているのですが、中には最近ほぼ切手を出していない国がUPU150周年記念切手を発行したとして、ネット上で販売しているケースが散見されます。本物なのかどうか判断が非常に難しいケースもありますので、お求めの際には十分ご注意ください。
それにしても現在のUPU事務局長は日本人の目時政彦氏なのですが、そのことに言及するUPU150周年関連の日本語によるSNS投稿はほぼ見つけられませんでした。皆さんご存じないんでしょうかね、やっぱり。