『堀潤激論サミット』年賀状はどうあるべき?

TOKYO MXにて14日午後8時57分より放送された『堀潤激論サミット』の副題が『郵便値上げも…年賀状どうあるべき?』だったので注目して見ていました。

とはいえ正直な話、今年10月の郵便料金値上げの話が出てからこの類のテレビ番組や新聞・雑誌・ネット記事は嫌というほど見かけているので、最近ではもう辟易して見出しだけ見てスルーしているのも事実です。郵便の総数は減っているというのに何故か世間の関心は高いらしく、特にYahoo!ニュースに定期的に出てくる郵便料金に関する記事など、もはやアクセス数稼ぎの記事にしか見えません。まあ、実際にそうなんでしょう。いわゆるコタツ記事のオンパレードです。

ぶっちゃけどの媒体の記事も中身は大差なく、郵便料金の値上げと郵便総数の減少が悪循環に陥っていることを指摘し、結論を問うてみたところで、結局は手紙の魅力を上げるだとかそういう話にしかならないわけです。そんな状況なのになぜ激論サミットだけは見る気になったのかというと、正直あまり深い意味はないのですが、副題が『年賀状どうあるべき』だったので、少しは建設的な話が出てくるのではないかと思ったのは事実です。普段からたまに見ている番組ではありますし。

というわけで視聴を始めたわけですが、番組の冒頭で堀潤氏が「年賀状は書くのは面倒くさいがもらうと嬉しい」という真理を指摘されたのと、年賀状を辞めるきっかけがタモリ氏の発言だったというエピソードを披露されたので、ああこれは見るべきとそのまま継続して見ていました。番組はその後、年賀はがきの発行数推移や近年増えている『年賀状じまい』、年末年始の挨拶が電子的な手段にどんどん移行していることなどを紹介し、日本郵便による年賀はがき購入枚数アップの取り組みにも言及されていました。番組の28分間をまるまる使ってくれるので深いところまで目が届くのが非常に良いですね。

この手の番組ではもちろん決定的な案が生まれるわけはなく、手書き文化を残そうだとか、まあそういう話が出てくるわけですが、しかしそこはさすが堀潤氏。年末年始の挨拶が始まったとされる平安時代からの挨拶の中身を紹介する企画を日本郵政がやるべきであるとか、そもそも住所をどうやって知るのかを知りたいとか、まあそういう一味違うことをおっしゃるわけで、素晴らしい観点ですね。前者は日本郵政というか、郵政博物館あたりでやれませんかね。

TVerでも11月22日まで視聴できますので、ぜひご覧いただければと思います。

堀潤激論サミット 郵便値上げも…年賀状どうあるべき?
https://tver.jp/episodes/eph1o68wsr