昨年(2024年)11-12月に上海で開催された国際切手展『CHINA 2024』では開催国である中国も含め、切手展開催を記念した切手を数カ国が発行し、現地でも郵政ブースを構えている国が販売しました。その中にはもちろん、このウェブログではおなじみのリトアニアの切手代理発行エージェント、Stamperija社も含まれています。ご想像のとおり、同社は切手展のロゴマークが入った切手シートを何種類も発行し、現地で販売しました。しかしそれは中華人民共和国建国75周年の記念切手や、中国の軍事、十二支といったテーマの切手に、切手展のロゴマークを付けているだけで、それらは純粋な切手展の記念切手とは言えません。そこで純粋な切手展の切手を探したところ、いくつか見つかったので入手しました。
これはジブチ名義で発行された『CHINA 2024』の記念切手です。切手展のロゴマークだけでなく、マスコットキャラクターのタブもあり、切手展以外の記念事項もないので切手展の純粋な記念切手と判断しました。切手部分にはパンダ、タブ部分には浦東新区の高層ビル街も描かれており、いかにも中国がテーマの切手となっています。