新潟県にある板倉郵便局は今月末、1月30日に風景印の使用を終了します。
風景印 – 板倉郵便局
https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/fuke/detail.php?id=7692
風景印 – 板倉郵便局(風景印廃止告知)
https://www.post.japanpost.jp/kitte_hagaki/stamp/fuke/detail.php?id=12264
日本郵政のサイトによると使用開始は1983年11月14日、つまりもう40年以上使用されているわけで、もちろんその間に印顆の更新があった可能性はありますが、同封されていた案内には、この風景印が廃止に至った経緯が事細かに書かれています。
特に印顆については
- ゴムが劣化
- 中央部分が盛り上がって外枠部分がうまく押印できない
- 軸がズレている
- 押印後に日付部分が外れて台紙が汚れることがある
要するにもう満身創痍なのですな。涙なしには語れない風景印物語。わかった、みなまで言うな。
このほか、郵便局と同じ新潟県上越市板倉区にあり、風景印の題材にもなっている光が丘高原の放牧をもうやってないことも風景印廃止の原因となったようです。まあ風景印の中にかつての風景が残っているというのも悪くはないと思いますが、しかし新規の風景印は配備しないそうなので、根底には風景印の押印そのものをもうやめたいという意向があると推測します。