大阪・関西万博のNFTがAptosに移行

以前にもご紹介したのですが、今年(2025年)4月13日に開幕予定の大阪・関西万博では『EXPO2025デジタルウォレット』なるアプリが作られ、その中でキャッシュレス決済やらNFTアイテム取得やらができるのですが、その中に切手調のNFTアイテムも毎月もらえることはだいぶ前にご紹介しました。ご興味のある方は毎月せっせと取得されていることと思います。なお基本的には円形のNFT画像が大半です。

ところがこのNFTアイテム、サービスイン当初は『ハッシュパレット』(HashPalette)が開発したブロックチェーンネットワーク『パレットチェーン』(Palette Chain)が使われていたのですが、昨年10月3日に『アプトス』(Aptos)がハッシュパレットの買収を発表しました。そしてこれに伴い、パレットチェーンはアプトス・ネットワークに移行し、既に取得されていたNFTアイテムが消えることはなく、きちんとアプトスに移行したのでそれは問題なかったのですが、なんと取得済みNFTアイテムのタイムスタンプが先述したアプリをアップデートした時間に一斉更新されてしまい、要するに取得した順番に並べ替えることができなくなったという、超絶頭の悪い事態が発生しました。

今のところ古いか新しいかの二択でしかソートできず、私はこれは大問題だと思っているのですが、世間はそうでもないのか、あるいはデジタルウォレットでNFTを集めている人がほとんどいないのか、この件はほぼ話題になっていません。

ハッシュパレットをアプトスに売却──疑問点や背景を吉田CEOに聞く【独占インタビュー】
(CoinDesk、2024/10/10)
https://www.coindeskjapan.com/255535/