昨年(2024年)開催の国際切手展『CHINA 2024』1日目の話をもう少し続けたいと思います。夕方以降に会場2階に上がって、ディーラーズ・ブースの中でも中国国内からの出展が集まっていた箇所を訪れたという話は前回しております。
しかし中国が社会主義という建て付けのせいか、中国国内のブースだからといって民間企業とは限りません。正直な話、国営の中国郵政その関連企業、あるいは地方政府が絡んでいるブースと区別がつかないのです。まあ、どのブースも背後には中国共産党がいると思って対応すれば間違いはないのでしょうが…。
切手展会場は午後5時を過ぎると入場できず、私が2階に到着した頃には既に帰ってしまいもぬけの殻となっているブースも散見されました。これもその一つ、階段を上がったところに見つけたもので、おそらく中国郵政の関連会社である上海郵楽網路技術有限公司が設置したお子様向けのコーナーだとは思いますが、今となっては何をする場所なのかいまいちわかりません。会社自体は、都市部と農村部の流通を促進する技術を提供しているようです。