7月4日はアメリカ合衆国の独立記念日、年数で言えば独立243年と特別な節目ではありませんが、やはりこの日はアメリカにとって特別な日です。
今年は、7月の節目イベントと言えば7月19日でアポロ11号の月面着陸から50周年です。今でこそ宇宙開発は国際協力が前提となっていますが当時は冷戦真っ只中、アメリカは威信をかけてこの大偉業を達成しました。元来、宇宙切手自体が人気のあるもので、今回の月面着陸50周年で切手が各国から出されること自体は容易に想像がつくものでした。もちろんお金の匂いに敏感な(民間会社なのでそうでなくてはいけないのですが)切手代理発行エージェントがこのトレンドを逃すわけもなく、早くも昨年頃から出しているようです。
そして挙句の果てに作られたのがこの切手帳(冊子)です。複数の国の切手を代理発行しているエージェントが、自分のところで作っている小型シートを集めて1冊にしたもので、ジブチ、ギニアビサウ、シエラレオネ、サントメ・プリンシペ、モルディブの5カ国名義の小型シートが2枚ずつ、計10枚収められています。中を開けてみると小型シートを収めるポケットがシートの大きさに合わせて作られていないので、はみ出たりしています。
この5カ国はどういう関係なのかと問われれば、つまり同じ切手代理発行エージェントに切手発行を委託している、それだけです。