UAE、夜明けだ

既に日本郵趣協会のサイトにて発表されておりますとおり、11月15日からの『第54回全国切手展<JAPEX2019>』に再び『アラブ土侯国切手の実逓使用例とその中身』を出品します。今年7月開催の『第69回 全日本切手展2019』に出品したものと基本的には同じなのですが、余白が目立っていたのを少し改善して、空いた部分に前回は入れることができなかった注文消(CTO)の切手を加え、実逓便に使われている消印とまた違うのではないか?ということを示唆しています。

本当はね、7月の全日展の一回きりにするつもりだったのですが、まあやる気があるうちにもう一回出しておこうかなと。一応、アラブ土侯国切手の再評価という大それた野望がある作品でもありますので。

アラブ土侯国切手の再評価…これは私だけの妄想ではありません。ご存知でしょうか?今まであれほどかたくなにアラブ土侯国切手の掲載を拒んできたスコットカタログが、2020年版よりラアス・アル=ハイマについては不完全ながら(1970年まで)掲載を始めたということを。時代が変わりつつあるということを日本の郵趣家も認識しなければなりません。来たるべきアラブ首長国連邦(UAE)の建国50周年である2021年、そしてアラブ土侯国切手の発行終了50周年の2022年に向けて、新たな動きは既に始まっているのです。信じるか信じないかはあなた次第です!

というテレビ東京の某都市伝説番組のパクリはさておいて、これは1997年6月24日にアラブ首長国連邦から発行された同国の切手協会の切手です。描かれている切手が小さくてよく見えないのですが、UAEのルーツである休戦オマーン(アラブ土侯国などで構成)の切手はさすがにないんじゃないかな。残念です。