10日は晴れやかなの空の下、祝賀御列の儀(即位パレード)が行われました。世界に目を向ければイギリスは選挙戦真っ只中、香港は相変わらず反政府デモが起こっていますが、実はこの2つを両方とも満たす国が存在します。スペインです。
スペインは10日に総選挙、そしてカタルーニャ自治州では2017年の独立住民投票を主導した前州副首相らに有罪判決が下ったことに抗議するデモが巻き起こっています。しかもこの総選挙、実は4月にも実施したのですが過半数を得た勢力がなく、連立政権が発足しなかった挙げ句の再選挙なのです。画像は2015年にスペインで発行された普通切手で、国王フェリペ6世が描かれています。内心は「もういい加減にどこかが勝ってくれ」と思っていることでしょう。
スペイン総選挙はこの4年で4回目。再選挙といえばイスラエルも政権の枠組みが決まらずに揉めており、今年2回も総選挙を実施しています。選挙は政治混乱を収束させる特効薬ではないかもしれませんが、しかし、まとまるまではやらざるを得ないのでしょう。イギリスは12月の総選挙でどうなるのでしょうか。