幸先の悪い2020年、中東に新たなる火種

3日、イランの革命防衛隊司令官であったガーセム・ソレイマーニーがアメリカ軍による空爆で殺害され、イランの反発が高まっています。ソレイマーニーは最高指導者ハーメネイー師の最側近とされており、アメリカからすれば、自分たちを攻撃する計画を練っているソレイマーニーを排除することは正義なのでしょうが、まあ控えめに考えてですね、大変にまずい。夏目漱石の表現を借りれば、2020年は幸先の悪い始まり方をしました。

そりゃアメリカはいいでしょうな~。ホルムズ海峡を封鎖されて中東からの原油輸入が滞ってもアメリカ自身がもはや世界最大の石油産出国ですから。日本はたまったものではありませんな。

画像は2012年4月28日にイランより発行された革命記念切手なのですが、33周年切手なのですよ。なぜに33という中途半端な年数で記念切手なのか?毎年出しているのかと言うと、そうでもないようなのです。まあ、彼らにとって半端かどうかはたいした問題ではないのでしょう。右の切手に描かれているのは先代の最高指導者ホメイニー師です。