本年2020年は世界で初めて郵便切手がイギリスで発行されてから180周年となります。これを記念する切手というものがいくつかの国で発行されています。その中には2020年の国際的な切手展の開催記念を兼ねたものもありましたがご承知の通り年内は不可抗力によりほぼ壊滅状態となってしまいました。とはいえペニー・ブラック180周年という事実は変わらないため、発売を開始した記念切手が途中で発売を中止されるということはなく、そのまま発売され続けています。
これはリベリア、シエラレオネ名義で発行されたペニー・ブラック発行180周年の記念切手で、エンボス加工とホイル加工が行われています。いずれも切手にはっきりとは書いていませんが、3月にニュージーランドで開催予定だったアジア切手展の記念切手も兼ねています。これらの切手は切手展の開催前には既に発行おり、同切手展は開催直前になって政府が入国禁止措置を取ったこともあり国内展へと変更されましたが、現在も発売され続けています。
とはいえ、リベリア名義の切手は後付で3月26日付の発行になっているほか、シエラレオネ名義のは発行日が公式にアナウンスされていません。したがって将来的には切手展の記念という扱いが変更されるかもしれません。