本来ならばこの週末、7月10日から12日までは全日本切手展が開催されているはずでした。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策のため開催は断念されましたが、来年2021年は6月25-27日の開催が既に発表されております。このコロナ禍が落ち着き、無事に開催できるよう願っています。
さて幻となってしまった全日本切手展2020の最終日、7月12日に、日本郵便と多大な関係のある大規模イベントの開催延期が発表されました。本ウェブログでも何度も取り上げてきたコミックマーケット(以下、コミケ)であります。既にゴールデンウィークに開催されるはずだったコミケ98は中止となり、今回、年末に開催予定だったコミケ99は延期となることが発表されました。コミケが1975年に開始して以来、コミケが全く開催されない年というのはおそらく初めてのことです。
日本郵便とコミケの深い関係については今さら詳細な説明はしませんが、日本郵便はコミケの企業ブースに毎回出展し、まんがやアニメを題材としたフレーム切手を、作品のグッズとともに販売しております。日本郵便にとっては普段、切手とあまり縁のない層にアピールするための貴重な機会となっています。このため日本郵便では専用のプロジェクトチームを編成し、1カ月に1回の打ち合わせを行い、対コミケ戦略を練っていると聞きます。恐らく今年のGW、そして年末のコミケに向けて、どの作品にフレーム切手化を打診しようか考えていたに違いありません。
そしてコミケのたびに日本郵便ののぼりやグッズに駆り出される、晴海郵便局の京橋晴海(はるみさん)、墨田両国三郵便局のキラちゃんの出番は、今年2020年内にはなさそうです。過去にはぽすくまの着ぐるみがブース近くにいたこともあります。これらマスコットキャラクターの活躍の場が与えられないのは大変に残念です。
コミケ99の開催日時は未定ですが早ければ2021年のゴールデンウィークになりそうです。時期的にはドイツのエッセンで開催予定の切手展(FEPA展)『IBRA 2021』の直前かな?ほんと、その頃にはコロナ禍が落ち着いてくれてるといいんですけどね。