マーシャル諸島名義のクリプト切手

昨年5月10日、マーシャル諸島名義でクリプト切手が発行されました。ん?昨年のイーサリアムを利用したオーストリアのクリプト切手より発行日が早いですね。しかし、この切手が実際に発売を開始したのは2020年の5月です。また例によって切手代理発行エージェントによる後出しジャンケンです。

さて、オーストリアのクリプト切手は画像データと紐づくというややこしい代物でしたが、この切手は至ってシンプルです。つまりこの切手シート1枚でMi10という暗号資産(仮想通貨)のトークンが100個もらえるというものです(初回のみ)。それだけです。ところがこのMi10に関する情報が全然見つかりません。ネットを検索してもこの切手に関連する情報が出てくるだけ。まあ、今や暗号資産って山程ありますからね。切手収集家にMi10って言えば、ミッヘルカタログの番号10って解釈しますわな。

切手そのものはマーシャル諸島の美しい風景が描かれており、ホロプリズム箔も使われています。それはいいんですけどね、あんまり言いたくないんですけど、値段がお安くない。「仮想通貨を買うことを考えればこの値段は安い」とかいう解説も見ましたが、いやいやあくまでこれ切手ですから。