コロナ禍の浅草における切手展

東京・浅草の東京都立産業貿易センター台東館で開催される『スタンプショウ2020』は2日間に短縮しての開催なので8月1日が最終日だったわけですが、本日は他のフロアもイベントが勢揃いでした。

スタンプショウ自体はまったりとした雰囲気で過ごしやすく、恐らく新型コロナウイルスのクラスター発生はあまり心配しなくてもいいだろうという状況でしたが、切手商の売上は厳しかったのではないでしょうか。各店舗とも今回の実績をもって秋の全国切手展(JAPEX)へのブース出店を検討するのでしょうが、正直、今から不安です。そもそも日本郵趣協会(JPS)自体が浅草で切手展を続けられるのか、どうか…。

それにしても大変衝撃だったのが会場のある浅草の人の少なさです。春のスタンプショウ、秋のJAPEXがここ数年の定番で、私もそのたびに浅草を訪れていますが、今回は観光客(おそらくは大半が中国人なのでしょう)がほぼ全くおらず、ここまで人が少なくなるのかと愕然としました。

いつもはお昼時になると観光客がズラッと並んで1時間近く待つ必要があるのではと思われる飲食店も、今回ばかりは列がないどころか、店の中が3分の1も埋まっていない状況。チェーン店は開いているが、地元と思しきお店の、一時休業の貼り紙とともにシャッターを下ろしている率の高さ。台東館から歩いて近い浅草寺の人の少なさ。これはマジでやばいと実感した次第です。こんなに人がいないのなら、むしろ行くなら今!なのかもしれません。

あまりこういうことを言いにくい状況ですが、この惨状(とあえて表現しますが)を見れば、国内旅行を奨励したくなる気持ちも、正直わかります。この状況があと半年も続けば間違いなく一時休業のシャッターが再び開くことはないでしょう。ウイルス感染の収束と経済活動の再開、これらを両立させることは相当に難しく、不可能に近い。そのことを思い知らされたのが今回の一番の収穫だったかもしれません。