国際スピード郵便協同組織20周年

国際スピード郵便(EMS)を管理する、万国郵便連合(UPU)の傘下組織『国際スピード郵便協同組織』(EMS Cooperative)は1999年9月10日に発足しました。昨年（2019年）で20周年を迎え、180を越える郵政事業体が加盟しています。

この20周年記念切手が昨年9月10日、同一の意匠で24カ国から発行されました。その中には切手代理発行エージェントによるものも含みますが、そうでない国もあります。ここに紹介するのはトーゴ名義とモルディブ名義の切手で、トーゴ名義のは小型シートも存在します。

しかし、翌年の今年（2020年）に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行によって国際郵便が深刻な危機に陥ることになるなど、まさか予想だにしなかった事態でしょう。一時に比べれば最近は早く届くようになりましたが、まだまだ元に戻るには時間がかかるようです。