パラグアイの札幌冬季五輪切手

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長が来日するなど、来年の東京五輪に向けた動きが慌ただしくなってきました。実際のところ、東京五輪は開催するのでしょうが、観客数を減らすなどの対策は取られるはずで、場合によっては競技数の縮小や開催地の一部変更などもありうると個人的には考えています。すでにチケットの払い戻し申請が希望者に対して始まっており、これも縮小開催に向けた動きでしょう。来夏に開催されるのは我々が知っているようなオリンピックではなく、『オリンピックのようなもの』になるのではないでしょうか…「これはオリンピックなのか」という点でIOCと東京都の間で論争が発生するという事態まで見えます。いずれにせよ何もやらないというのは全関係者が避けたいはずです。何かをやった、それが重要です。

さてこれは切手の整理中に見つけたオリンピック関連の切手です。1971年にパラグアイより発行された、翌年開催の札幌冬季オリンピックの切手です。このうち75センティモ切手には日本語が多く書き込まれているほか、右上には謎のスタンプらしきものまで…赤茶色なので一瞬、小型印かと思ってしまいました。開催1年前なので現地の記念スタンプとは考えにくいのですが、どこかでこういうのが使われていたのかもしれません。