羽生結弦・宇野昌磨フレーム切手狂騒曲

19日は『平昌2018冬季オリンピック・パラリンピック メダリストフレーム切手』の羽生結弦、宇野昌磨のフィギュアスケート男子金銀トリオが登場することになっていました。東京中央郵便局に長蛇の列ができることは火を見るより明らかでした。どう頑張っても東京中央郵便局に到着するのは最速で12時15分、そこで滞在できる時間は約30分。これでは昼休み中の購入は無理と判断しました。

実はリオ五輪の時の経験から、どんなに人気のあるシートでも17時半過ぎに行けばなんとか買えると読んでいました。そこで17時半に仕事が終わったらダッシュで向かうことにしました。

午後はツイッターで密かに現地の様子をチェックしていました。予想通り、東京中央郵便局には長蛇の列ができ、あまりに人が多かったため11時45分に前倒しで発売を開始したようです。しかしさすがに羽生・宇野の切手は人気があったようで、いつまでたっても行列がなくならない。これはまずいなと焦りつつ、もし東京中央郵便局にて買えなかった場合はすぐさま東京駅から東海道線で横浜中央郵便局に向かうという次善の策を講じることにしました。東京中央の1,000シートに対し、横浜中央は500シートのみの販売ですが、そりゃ東京中央のほうが圧倒的に人が多いだろうからワンチャンあると踏んだわけです。ところが横浜中央は1人2シートまで購入可能にしていたとのツイッター情報(真偽は不明)。おいおい何してくれちゃってんのよと怒り心頭です。仕事中だったのですが。

現地の様子が気になりつつ仕事を終わらせほぼ17時半に退社、そこから丸ノ内線で東京駅へ。17時40分過ぎには東京中央郵便局に到着。片方が売り切れていたらどうするか、といったことを考えたまま列に並びます。どうやら売り切れ情報は掲げられてない模様。そうこうしているうちに局員さんが列の人数を数え、そして去っていきます。ということはまだ両方とも在庫はOKなのか? 横浜中央に向かう必要はないのか? そう考えているうちにも自分の後ろにも続々と人が並びます。前のおじさまはヤフオクでの羽生結弦シート出品状況をスマホでチェックしながらの順番待ちです。できればそこからは買いたくないよね。

列は順調に前に進み、列の人数を数えている局員さんにも焦りの様子はないのでどうやら買えるようだと判断し一安心。列の途中でゆうゆう窓口の近くを通り、そこで羽生結弦シートを複数枚持っているお兄さんが自分で記念押印中で、向かいには座っている局員さん相手にメダリスト公式フレーム切手談義。「これだけ並ぶのは羽生だからで」「そうね」「パラリンピックの時はさすがにここまでは」「でも出すしかない」「ねー」列に並ぶ一般の方にはいきなり切手を使用済みにする意義がわからないかもしれないなぁと思いつつゆうゆう窓口を通り過ぎ、その後しばらくして売り場にたどり着き両方とも買うことができました。自分の前の方が買った段階で羽生シートが残り53枚だったようで、1人1枚なのであの列の様子からすると18時に到着していたら買えなかったかもしれません。危なかった。

東京・横浜中央の両郵便局で売り切れても通販を使えばよいわけで、今日のところは買えなくても仕方ないなと覚悟はしていました。しかし郵便局のネットショップはアクセスが殺到しているようですがね。まぁ、普段郵便局にてあまり切手を買わない方々がこれほど切手を欲しがるのもなかなかないわけで、もはや切手発売が世間の大きな関心を集めることが少ないという現実を考えれば、それだけでも今回のメダリスト公式フレーム切手を企画・発売した意義はあったんじゃないでしょうか。