先月29日の金曜ロードSHOW!にて『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q TV版』が放送されていたので、別に初見ではなかったのですが、録画しておいたのを見ていました。この映画の中でもこれは有名なセリフでしょう。
世界を崩すことは造作もない。
だが、作り直すとなるとそうもいかん。
時と同じく世界に可逆性はないからな。
ヒトの心にも。
-冬月コウゾウ
しかし今、新型コロナウイルス感染症により崩れた世界を以前の状態に戻そうという試みが地球規模で行われています。日本でも遅ればせながらようやく医療従事者へのワクチン先行接種が開始されました。世界的大流行に歯止めがかかることを期待していますが、まあ日本では一般人の接種が始まるのは夏以降でしょう。
ところで郵趣家にとってはいつ頃から海外で開催される国際切手展に観覧に行けるようになるのかという点が気になるところです。これはもちろん一国だけが流行を抑え込んでもどうにもなりません。そんな中、本来は昨年(2020年)5月に予定され、来年(2022年)2月に延期された、イギリスで開催予定のロンドン国際切手展の公式サイトが本格的に移転することとなったようです。従来の london2020.co から、london2022.co に移転する旨が記載されています。東京2020オリンピックとは違って、イベント名が変わりますからね。この新サイト、私は昨年10月上旬に存在に気がついたのですが、開催1年前のこのタイミングで旧サイトを閉鎖することにしたようです。
まあ以前にも書いたと思いますがロンドンを心配するならその前に今年8月の横浜を心配しろという話です。2021年8月25日よりパシフィコ横浜で開催される日本国際切手展2021が今のところ最も早い国際切手展で、これがウィズコロナ・ポストコロナ時代における国際切手展の試金石となります。世界に可逆性がないのであれば、国際切手展も今までのものとは異なったものになっていくのでしょう。PHILANIPPON 2021は、そのプロトタイプとなる役割を果たすのです。
まったく嫌な役だ。
-冬月コウゾウ