キューバのCAPEX78切手

先日、キューバ共産党のラウル・カストロ第一書記が引退を表明し、兄のフィデル・カストロ元議長(2017年死去)と合わせてカストロ時代は名実ともに終わり、次世代にバトンタッチされました。実は一時期、キューバ切手をちょっと集めていたのです。というのもアメリカがオバマ政権時にキューバとの関係改善に動いたため、これはキューバ切手の人気が高まって集めにくくなると困るなと思ったからです。実際にはご承知の通り、続くトランプ政権でキューバとの対話の扉は再び閉ざされ、そのような事態にはなりませんでした。まあ、関係改善が遠のいた事自体は喜ばしいことではありませんが。

さて、これは1978年にキューバにて発行された、カナダ国際切手展『CAPEX78』の切手です。CAPEXは来年(2022年)にも開催が予定されていますが、新型コロナウイルス感染症の流行具合が気になります。完全な収束は当分先にはなりそうですが、国際的な往来はなんとか再開されていてほしいものです。