今年の『スタンプショウ2021』ではあまり買い物をしませんでした。そもそもあまり買い物をする予定がなく、現地で買いたいと思うものも正直、見つかりませんでした。私の大好物であるアキュムレーションもの、具体的にはバインダー売りが皆無だったからです(昨年のJAPEXの売れ残りを持ってきているところはあった)。私が見落としただけかもしれませんが…この傾向には切手商の高齢化も関係しているようなのです。
とある切手商の言葉を借りれば「もうたくさん(売るものを)持ってくるのがしんどい」。毎回、大きな荷物を梱包して会場に持ち込み、設営し、売れ残りを持って帰るわけです。これがもうご高齢の、あるいは高齢に差し掛かる切手商にはつらいようです。持ち込む商品は縮小の一途をたどり、その結果、出張のために使う車を買い換える際に小さいサイズになったりする。細くても長く商売を続けようと努力されているのは大変ありがたいことですが、その一方でバインダー売りがなくなっていくという事態が確実に進んでいるように見えます。そういえばここ1、2年の首都圏の催事で、バインダー売り持ってきてるのは若い人がいるお店だけという印象です。こうなると私もディーラーズ・ブースでの戦略を変更せざるを得なくなり、現在も模索が続いています。
さてそんな中でも若干のお買い物はしたので、僭越ながら駆け足でご紹介しましょう。まずは1997年に登場した『額面印字コイル切手』。
そして今年のさくら日本切手カタログ。CD版がなくなったのは残念ですが紙版をちゃんと買いました。
最後に郵趣サービス社ブースでおなじみの未使用外国切手福袋。毎回、1袋2,000円で一人1袋までだったと思っていましたが、今回は1袋1,500円で購入制限がありませんでした。まあ、1袋しか買わなかったんですけどね。
あとは過去のスタンプショウで作成されたフレーム切手を単片でちょちょっと買っただけで、今回は本当にこれだけ。いつもの5分の1も使ってませんね。まあ、次の機会に期待です。