最近、アメリカが新型コロナによる経済対策のために年金受給者に対して小切手を送付しており、在外の受給者にも一律に送付しているため、謎の小切手として日本にも届いているという話をご紹介しました。ここ1週間でようやく日本の報道機関でも報じられるようになりましたが、今回はその続報です。今度はバイデン大統領からの手紙が届き始めており、早速ご紹介したいと思います。
まずこれが封筒。
封筒に印字されている文字列。今回も差出人はアメリカ合衆国財務省です。シンプル極まりない封筒に見えますが、これも前回同様、公用の封筒なんですねぇ。これもアメリカ人の合理性なんでしょうか。
でまあ、これが中身の手紙。今年3月に決まった経済対策で1,400ドルの小切手を送ったんだけど、この手紙が届いて7日以内に届かなかったらここに連絡して、といったことが書いてあります。さすがに次の選挙で民主党候補に投票してくれとまでは書いてないですが。
で、これは英語で書いてあるんですけど、裏面はスペイン語なんですね。さすがこれもアメリカといったところでしょうか。
もちろんバイデン大統領のサインも印刷されています。
今回のアメリカ政府による小切手送付、どうも本来の範囲よりも広く送付しているようです。とにかくスピード勝負で、対象をカバーできてればよくね? という発想のようです。小切手送付といい、日本とは規模感もスピード感も違うなぁと思い知らされるところですが、しかし本来の対象者以外にも送付などということを日本政府がやったらそれこそ非難の的になるでしょう。このへんは国民性の違いですね。私の場合は…もちろん厳密さを守ろうとする日本の関係者には最大限の敬意を払っていますが、多少のいい加減さを許容しないと社会全体が疲弊してしまうのではないか、という思いはあります。それが一気に表面化したのが今回の新型コロナ禍なんだろうと。そういう意味でも、非常に興味深い郵便物ですね。