今やどこの国でも写真付きのPスタンプ(Personalised stamp)があります。マルタの場合は2010年に発行されたマルタ地図の切手の右にあるタブ部分に写真を印刷する方式です。ちなみに裏のり式です。
上は2020年10月1日発行のオンライン国際郵趣イベント『STAMPEX International Virtual Exhibition 2020』記念、下は2021年4月17日発行の英国エディンバラ公フィリップ殿下追悼の趣旨で発行されたものです。これらはマルタ郵政が発売しているもので、特にフィリップ殿下追悼の切手については、Pスタンプとはいえ、世界でも最初の方に発行された追悼切手ということになります。他の国で今年これまでに発行されたフィリップ殿下の切手は、生誕99周年など長寿を祝うものです。いずれ、生前の功績を称える追悼切手が英連邦や切手代理発行エージェントから発行されるのでしょう。ちなみにこの地図の切手自体は2010年に発行されたもので、今回のように2020年や2021年に発売されたものでも2010年銘です。
この切手はWOPAを通じてマルタ郵政から買ったのですが、切手はこのような透明袋に入れて送られてきました。こういうファスナー付きのビニール袋で切手を送る国は初めて見たかもしれません(別にそれがいいとか悪いとか言っているわけではありません)。