日本国際切手展2021はアジア切手展に変更

2026年にアメリカ合衆国マサチューセッツ州のボストンで開催される国際切手展『Boston 2026』が閉幕するのは2026年の5月30日の予定です。2016年には5月末から6月はじめにかけてニューヨークで開催されたので、今年2021年が6月に突入したということは、ニューヨークからボストンへ、折り返し地点を過ぎたということになります。まあ5年先ですからね、さすがに新型コロナウイルス感染症(COVID-19)による渡航影響はないと信じたいですが。

そんなことより、今年8月の日本国際切手展2021です。開催まであと3カ月を切りましたが、大きな動きがありました。

2日に日本国際切手展2021組織委員会事務局より手紙が来ました。読む前から胸騒ぎはしていたのです…この新型コロナ禍もあって作品がなかなか集まっていない状況のため、非競争出品部門が特例として設置されるということ、そして日本国際切手展2021は、第37回アジア国際切手展の扱いに変更されるということ(別の紙にはアジア国際切手展を『兼ねる』と表記)、以上2点がアナウンスされました。

第37回アジア国際切手展は本来、昨年(2020年)3月にニュージーランドで開催されるはずでした(NZ 2020)。しかしCOVID-19流行に伴いイベント直前に入出国に制限がかかり、NZ 2020は急きょ国内展へと変更されたのです。その後2021年の中国のアジア展は中止され、2022年6月の台湾でのアジア展は第38回となっていたため、第37回は欠番になるものと思っていたのです。そしたら、なんと日本に振られることとなりました。

実は日本でアジア国際切手展が開催されるのはこれが初です。これはこれで特別なイベントになるかもしれません。いずれ公式サイトでもアナウンスがあるでしょう。高円宮家の憲仁親王妃久子殿下に名誉総裁にご就任いただいているくらい重要な国家的イベントであるがゆえ、イベントの中止だけはできなかったと推測しています。