日本でスポーツといえばオリンピックの話題でもちきりですが、ヨーロッパはサッカーの時期です。11日から1ヵ月間、『UEFA EURO 2020』が開催されています。これは欧州サッカー連盟(UEFA)が主催するサッカーの欧州選手権ですね。これとFIFAワールドカップはいずれも4年に1度の開催で、だいたいこの時期…6月初旬~中旬から始まります。ヨーロッパにとってはオリンピックのサッカー競技より格上の扱いなのも共通点で、そのせいか、ここ四半世紀、UEFA欧州選手権直後にあるオリンピックでヨーロッパ勢は金メダルをとっていません。
今年の欧州選手権は本来、2020年に開催されるはずでしたが、オリンピックと同じく1年延期されました。そして欧州選手権は開催地を分散させ、UEFAの意向により観客を入れて行っています。最低25%です。最高じゃないですよ、最低で25%です。これを無理と判断したダブリン(アイルランド)は開催地を剥奪されています。こんな感じなので、まあヨーロッパが東京2020オリンピック開催に反対することはないです。もちろん欧州と全世界で対象範囲が違いますけど、どの口が反対するんだということになりますわな。
これは2014年にブラジルで開催された、ギニアビサウ名義のFIFAワールドカップの切手シート…に見えますが、FIFAワールドカップとは一切書いていません。しかし、どう見てもFIFAワールドカップの切手ですね。日本が入っていたCグループの切手シートです。2014年6月12日が開会式だったので、ほぼ7年経ったんですね。
大会名をそのものズバリ入れると色々と問題があるのでしょうか。実際にはこれはリトアニアにある切手代理発行エージェントが発行したわけですが、一企業にとっては大会名称を使うための許諾手続きが大変なのかもしれません。とはいえ、エージェントにとってはある程度の売上が見込める重要な販売テーマなのでしょう、大会名をはっきり書かないという手をよく使います。同様の手法はオリンピックにも見られます。以前には同じくギニアビサウ名義の2018年FIFAワールドカップ・ロシア大会の切手をご紹介しています。