ポケモン切手BOXは全抽選に、国際切手展は事前登録制に

23日に開幕する東京2020オリンピックは早くもきょう21日よりソフトボールやサッカーが開始します。午前中に行われたソフトボール女子の日本VSオーストラリアは日本のコールド勝ちという好発進となりました。色々と課題が山積した中での競技スタートとなりましたが、なんとか8月8日の閉会式まで無事に終わってくれればと思います。

さて郵趣界にとっての夏のオリンピックといえば8月の日本国際切手展2021でしょうが、初日の8月25日に発売される予定の『ポケモン切手BOX~ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット~』をめぐって収集家やポケモンファンが戦々恐々としています。5月7日に日本郵便ニュースリリースで発表された際には当初発売部数は8万部で、ネットショップでは今月26日から予約販売を開始、発売日の8月25日には一部の郵便局や日本国際切手展会場で販売するとアナウンスされており、いずれも争奪戦が予想されていました。実は私も26日のネット予約に備えて当日は在宅勤務とし、午前9時の予約開始に合わせて予約合戦に加わる気満々でした(仕事をしなさい!)。

おそらく発売箇所に指定されていた郵便局にも問い合わせが殺到していたと思われます。しかもポケモンファンは限定発売商品の獲得合戦に慣れているツワモノが多く(そう言われるのは全く不本意でしょうが)、私などは5月7日のポケモン切手BOX発売発表、そして7月7日のポケモン切手発売の際にツイッター等で反応を眺めていて、これは相当に厳しい戦いになることを覚悟していました。そうした異様な雰囲気(?)を日本郵便も感じ取ったのでしょう、きょう21日午前11時にニュースリリースを更新し、ポケモン切手BOXの数量を8万から10万に増やした上で、全抽選とすることが発表されました。

具体的には、全10万部のうち150部は8月25日からの日本国際切手展2021にて購入できる枠で、これはハガキでの応募のみ。残りの9万9850部は一部の郵便局にて10月下旬以降に購入が可能です。これはハガキとネットから応募が可能です。いずれも応募は1人1通のみ、購入の際には本人確認書類が必要となります。

そこまでするんなら完全受注生産にすればいいのにとも思いましたが、まあ全抽選方式でもネットショップへのアクセス集中や、このクソ暑い中の早朝からの並びを回避できるのは大きいですね。それでも競争率は高そうですが…。大変なのは初日カバーが欲しい人達です。8月25日に実物を手に入れるには、切手展会場販売分の150部を当てるしかありません。これは大勢を動員できる切手商が有利でしょうか。しかし、圧倒的に数が多いポケモンファンの前に討ち死にするかもしれません。私は手に入るのはいつでもいいのですが、しかし抽選にハズレた場合は切手商より割高の値段で入手することを考えないといかんでしょう。

と、きょう21日のポケモン切手BOXに関するニュースリリースを読んでいたら重要なことがしれっと書いてありました。日本国際切手展2021の入場って事前登録が必要なんですね。詳細は日本国際切手展のホームページをご確認くださいって書いてますけど、そんなこと公式サイトに書いてありますかね? 少なくとも現時点(7月21日午後3時半)ではそういう記述は見つけられませんでしたが…。まあ、事前登録とすること自体に異議はありませんが。切手商ブースは破格のお値段で再募集しているそうですし(パインスタンプのブログ参照)、国際切手展も開催直前まで色々と二転三転しそうな予感、主催者側は大変な日々が続きそうです。