これはいずれもジブチ名義で今年(2021年)3月1日付で発行された切手です。それぞれ、ジブチで開催された2030年万博に関する行事と、ジブチ初の人工衛星を描いた切手なのですが…なにか変なところに気が付きますでしょうか?
ヒントは最上段と最下段です。
最上段を見ると、向かって右にある切手の額面は250DJF(ジブチ・フラン)なのに、左はゼロフランですね。ちなみに最下段は向かって右の切手がゼロフラン切手です。
額面ゼロの切手を発行した意図はよくわかりませんし、過去にこのような例があったのかもわかりません。額面ゼロなので郵便料金の支払いには使えず、事実上タブ部分と同然ですが、スコットなどの切手カタログではどう扱われるかが気になります。
そういえばユーロ紙幣はお土産用に、額面がゼロのものが作られていますね。もちろんタダではなく、販売されています。お金としては使えませんが。