25日よりパシフィコ横浜にて『日本国際切手展2021』<PHILANIPPON 2021>が開幕したのに合わせて、25日より『郵便創業150年切手帳』が発売されました。例によって事前に銀座郵便局に通販をお願いしていたので、翌26日に自宅に届きました。
通常版と特別版の2種類があり、特別版にはシリアル番号入りの小型シートも収められています。収められている切手はすべて500円切手。通常版には2種類の切手が入って切手帳としては1,500円、特別版は8種類で5,000円となっています。東京オリンピックの切手帳は本来の開催年である2020年に発行するつもりで企画されていたようなので、あの10,000円の切手帳は明らかに外国人観光客の財布を狙っていましたが、今回の切手帳はどうなんでしょう、少なくとも企画の段階では海外からの観光客を意識していたはずです。
何と言っても収められているが世界初となるシール式の和紙切手シートであるのが大きな特徴でしょう。実物をじっくり見てみて、こりゃ印刷大変だわと思った次第。個人的には長期保存に耐えうるのか少々心配ではあります。まあしっかり保管して数十年後に答え合わせしましょう。
しかし、月に雁は1949年のオリジナルの切手を考えたら、800円切手でもよかったと思いますがね。いずれにせよ額面の位置は見返り美人も含めて昔と違いますが。
それにしても、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行拡大がなかなかピークアウトせず、開催地の神奈川県は今月2日よりずっと緊急事態宣言の対象地域となり、日本国際切手展の直前には神奈川県内の新規感染判明者数が東京都のそれを初めて上回るなど、正直申し上げて開催がいつ中止、あるいは延期と発表されても仕方がない状況でした。にもかかわらず当初の予定通り開催されたのには『郵便創業150年』記念イベントという、開催に向けた強い動機付けがあったようにも思います。