29日からイギリス・ロンドンのイズリントンにあるビジネスデザインセンター(BDC)にて郵趣イベント『STAMPEX International』が開催されています。本ウェブログでも何度か取り上げましたが、これは毎年春と秋の年2回開催されている郵趣イベントで、切手商組合PTSが主体となっています。毎年春に東京で開催されている『スタンペックスジャパン』とは関係がありません。
STAMPEX International
https://www.stampexinternational.co.uk/
ご多分に漏れず新型コロナ禍のため昨年春は中止、昨年秋と今年春はオンライン限定で開催したのですが、9月29日からの秋開催分はオフラインとオンラインの両方でイベントが開催されています。イギリスは一時期ほどではないにせよ1日の新規感染者数が3万5000人程度と、日本に比べたらまだまだ多いのですが、それでも少しずつではありますが日常が戻りつつあるということなのでしょうか。
この『STAMPEX International』は有料イベントなのですが、正確には4日間開催のうち初日だけ10ポンドで、あとの3日間は無料で入場可能です(下記画像は公式サイトより)。オンラインイベントは日付関係なく5ポンドのチケットが必要です。ちなみに昨年秋、今年春のオンラインイベントは無料で参加できました。まあ試行錯誤のイベントにお金を取るわけにもいかなかったんでしょう。
このシステム、なかなか興味深いんですよね。確かに初日が一番お客さんが多いでしょうから。ディーラーズ・ブースがお目当てだとなおさら初日に行きたいですよね。日本国内では全日本切手展や全国切手展(JAPEX)が入場料有料ですが、このシステムを取り入れてみても面白いんじゃないでしょうか。特にディーラーズ・ブースからは入場料が有料だから人が来ないという不満もあるようですし。それやるくらいならディーラーズ・ブースのある7Fを無料にするかな。もちろん、『STAMPEX International』とはまたイベントの性格が違いますので、このやり方を一概には適応できないでしょう。
今は遠い異国の地で開催されている大イベントを指をくわえてみているしかありませんが(もっとも、日本国外の収集家にしてみれば、8月の日本国際切手展も同様だったんでしょう)、1日でも早く、再び海外での郵趣イベントに参加できる日が来ることを願っています。