コレクションから出てきた切手以外のもの

催事などで切手コレクションをまとめて入手していると、人様のコレクションの中には切手以外にも実に多くのものが入っていることがわかります。切手が入っていたグラシン袋、切手を挟み込むマウント(それをストックブックに入れていたりする)、郵趣サービス社から買ったときの納品書、同社の頒布会の案内、その切手を紹介する雑誌『郵趣』の切り抜き、海外の郵便局で買った際の領収書、などなど。しかし、こういうのはなかなかないな、というお話。

先日、以前に催事で入手していた鉄道切手コレクションを整理していたところ、こんなストックリーフが出てきました。

雑誌『郵趣』から切り抜かれた鉄道切手の特集ページに加えて、鉄道写真が2枚挟まってるんですね。裏面には『昭和63年10月28日、つるが->大阪』と書かれています。

うわ―、これ切手アルバムと一緒に売っちゃいけないやつだったんじゃないのかな…。

切手コレクションを手放す理由はいくつか考えられます。自身が収集をやめた、重品処分、資金調達のため、勝手に売られた、あるいは遺族による遺品処分、などなど。今回の鉄道切手コレクションはどのような経緯で売りに出されたのかは不明ですが、写真を撮ったのが昭和63年といえばもう30年以上前なので、その頃からのオーナーとなれば、それなりの御年なのでしょう。

これら鉄道写真はいずれは処分するつもりだったのかもしれませんが、しかし切手アルバムと一緒に処分する意図があったかどうかはもう確かめようがなく、なかなかやるせない気持ちにもなります。