先日ご紹介したフランスからの郵便物に入ってたのは、オマーンのオリンピック切手でした。1972年の札幌、そして1984年のロサンゼルスです。
しかし、これは当時のオマーン国(Sultanate of Oman)政府によるものではなく、オマーン亡命政権(State of Oman)が発行した切手です。まさにエイプリルフールの日にご紹介するにふさわしい…と言いたいところなのですが1970年頃、オマーンは正統な政府をめぐって大揉めに揉めていました。
しかし1971年には正統政府問題が決着し、これらの亡命政権切手が発行されであろう1972年、1984年の時点ではもちろん、現代でも正当な切手とは認められていません。