LONDON2022に関する感覚がずれてる?話

2月にイギリスのロンドンで開催された国際切手展について、自分の感覚がずれているのだろうかと思うことが2点ほどあったので記事化。まあ半分愚痴のようなものですが。

①切手展カタログの国旗抹消

先日、4月5日にロンドンの実行委員会より出品者向けの展覧会カタログが日本コミッショナーを経て届けられました。それはいいのですが、台湾の国旗部分が黒く塗られていたので驚きました。具体的には、17ページ目と108ページ目に掲載されている『チャイニーズタイペイ』の国旗です。

先日の北京オリンピックでも揉めていましたが、まあチャイニーズタイペイという呼称はともかくとしても、国旗塗りつぶしちゃダメでしょう。反対側のページにインクがついているので、おそらくロンドンから発送する前に何者かがわざわざサインペンで一つ一つ抹消していったんでしょう。ご苦労なことですが、しかしこれが国際切手展の精神に沿った行為とは思えません。ところがこの件を問題視する声を見かけません。特に台湾方面から抗議の声が上がっても良さそうなものですが、自分が探した範囲ではそういう声はナシ。まさか気がついてないのか、あるいは私の感覚がずれているのか。

②ツイッターアカウント削除検討

そのロンドン国際切手展がツイッターアカウントの消去を考えているようです。もう終わったから消してもいいと思うんだけど、どう思う? みたいなことをツイートされています。

いや、ダメでしょう。もしこのアカウントを消したら、他の誰かが同じ”2022London”というIDのアカウントを取得してフェイクニュースを流す危険性がありますから。そもそも、将来的にロンドンで開催される国際切手展でも使えるように、IDの中に”2022″なんて単語を入れるべきじゃなかったんですよ。

というのに似た話を、昨年の日本国際切手展2021の際にも書きました。あのドメイン(japan2021.jp)はその後どうなったかというと、何者かが取得して現在も4,500米ドルで販売しています。まあ売れるとは思えませんけど、こういうリスク管理の甘さは日本だけじゃないようですね。あるいは私の感覚がずれているのか。