先日、ウクライナの国旗と”Слава Україні!”(ウクライナ語で『ウクライナに栄光あれ!』)のフレーズが加刷されたソ連崩壊30周年の小型シートをご紹介しましたが、同じ加刷が施された小型シートがもう一つあります。シエラレオネ名義で2018年4月27日付で発行された『バルト三国独立100周年』切手に加刷されたものです。
先日の切手と同じ加刷なのがおわかりいただけるかと思います。あっちはニジェールで今回はシエラレオネと、違う国なのになぜ全く同じ加刷が行われているのか? もちろん、おなじ切手代理発行エージェントによるものだからです。
バルト三国とロシアの関係が非常に悪いのは皆様ご承知の通り。今回のウクライナ戦争でも真っ先にウクライナとの連帯を掲げる切手を発行した国はラトビアで、エストニアとリトアニアも5月までに切手を発行しています。今回のような加刷が施される理由もわかります。
しかし、切手部分にシエラレオネの地図が描かれているのは一体なぜなのか、よくわかりません。いやそりゃシエラレオネ名義の切手だから、なのはわかりますよ? しかし、今さら自国に関係ない話題の切手であることを気にすることもないでしょうに。