中央アジアのカザフスタン共和国で30年近くも政権を維持したヌルスルタン・ナザルバエフ前大統領が反政府デモで失脚してから1年。後任のカシムジョマルト・トカエフ大統領はこれ幸いとばかりに前大統領の影響力を削ぐ方向に舵を切り、自らが提案した首都をヌルスルタンへの改名を取り消してアスタナへと戻したほか、つい先日には前大統領から『国民の指導者』という称号を剥奪したほか、家族に与えられていた不逮捕特権までナシにしてしまいました。
そんなナザルバエフ前大統領、カザフスタンではこれまで何度も切手になっています。これは2013年8月28日に同国で発行された『核実験に反対する国際デー』小型シート切手です。ただし記念日そのものは8月29日で、これは1日早い発行です。両日とも平日なのですが。
切手には、2010年に米ワシントンで開催された第1回核セキュリティ・サミット、また2012年に韓国ソウルで開催された第2回核セキュリティ・サミットの写真が使われています。第2回の時のはオバマ米大統領、メドベージェフ露大統領に囲まれたナザルバエフ前大統領が描かれています。さぞやご満悦だったことでしょう。
ちなみに小型シートの下部には2010年の記念写真が載っています。ということで、当時の鳩山由紀夫総理も映っています。