日本郵便発表の情報からわかる流行り具合

昨年(2022年)8月から日本郵便サイトのある箇所を継続的に観察しています。それは『○月×日休止予定の郵便局等について』という、毎営業日夕方に更新されているPDFファイルです(https://www.japanpost.jp/information/notices2_latest.pdf)。つまり新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性者が出たことにより、翌営業日に休業を予定している郵便局の一覧ですね。逐一ニュースリリースで発表するよりPDFファイルで一覧にしたものをまとめて発表したほうが、日本郵政も客も楽というわけです。

で、もちろんこのファイルを見て近所の郵便局が翌日営業しているかどうかを確認するのも目的の一つなのですが、単純に冒頭に書いてある休業予定局の数を見ているだけで、だいたい日本全体におけるCOVID-19の感染状況がわかるのです。最近で言えば、いわゆる第8波が収まってきたようでこの数は減っています。今は30前後ですが、年末年始には120程度となっていました。その頃は、それだけ陽性者数も多かったのでしょう。

しかし5月8日からは感染症法上によるCOVID-19の分類が2類から5類に引き下げられることが決定しており、少々の陽性者が出たところで営業可能であれば無理に休業することもなくなるかもしれません。つまり、この局数による感染状況の推定は難しくなりそうです。