中国の碧いうさぎ切手

中華人民共和国が今年(2023年)1月5日に発行した年賀切手が少々話題を呼んでいます。実は25日に私の自宅に届いた中国・武漢からの郵便物の中にはその切手が入っていたのでした。

これがその切手です。この左の切手に描かれたウサギが気持ち悪いとか病気みたいだとか、まあ評判が悪いわけですね。とにかくひどい言われようで、日本のニュースサイトでも色々と書かれていました。全身真っ青というのがちょっと不健康に見えるのかもしれませんね。碧いうさぎだけに(やめなさい)。

中国でウサギの記念切手が「悪目立ち」
(中国国営通信・中国新聞社、2023/1/18)
https://www.afpbb.com/articles/-/3447560

とまあ、私もこうしてネタにしてしまっているのですが、しかし自国発行の切手なら文句の一つも言いたくなるでしょうが、他国をあからさまに侮辱しているわけでもないし、外国が発行した切手をとやかく言うこともないでしょう。

とはいえ話題となったためか、切手そのものは完売になったとも報じられています。

「病気のウサギ」嘲弄された中国切手…8倍の価格でも「なくて売れない」
(中央日報、2023/1/24)
https://japanese.joins.com/JArticle/300215

ちなみに今回の切手をデザインしたのは中国の画家である黄永玉氏、御年98歳。あの1980年年賀切手の、いわゆる赤猿切手をデザインしたのもこの方で、むしろそっちのほうが驚きです。黄氏が切手をデザインするのはおそらく今回が最後であろうとも言われています。