25日、神奈川県横須賀市にある横須賀海軍施設(アメリカ海軍横須賀基地)でのイベントに参加してきました。『日米親善よこすかスプリングフェスタ 2023』と題して、一般の日本国民も横須賀海軍基地の一部に入ることが出来ます。大半は①非日常の雰囲気を味わう②艦船などの見学③ショーの観覧④アメリカ仕様の食事を満喫⑤アメリカで販売されているものの購入⑥米軍人との交流、といったところが目的なのだろうと思います。中には名物のピザを持ち帰る目的で来場する地元民もいらっしゃるそうですが、当然のことながら私の場合は郵趣目的が大きいです。
在日米軍の基地といえども日本の領土であり、横須賀基地に入るときにパスポートを見せる必要はありません。しかしながら日米安全保障条約や日米地位協定によってアメリカに使用が認められた非常に特殊な場所ではあります。そこには米海軍の警察組織があり、米連邦政府のナンバープレートをつけた車両が走り、そしてアメリカ郵政の郵便局、並びに郵便ポストがあります。今回、基地内にある郵便局の所在の確認、そして郵便ポストへの投函を目的として雨の中を参加してきた次第です。そのレポートを数回に分けてお届けします。
同様の試みはこれまでにも何人もの方々が行ってきたところであり、あまり目新しい情報もないでしょう。とはいえ過去の情報をチェックしていると、入れる範囲やポストの形など、微妙に内容が変わっていたりするので、2023年3月時点における情報を残すという意味ではまあ無価値でもあるまい、ということです。
今回は事前抽選による入場QRコードの取得が義務付けられており、12-13時枠に当選したので12時前には入場場所である三笠公園に到着しました。そこからQRコードを使った入場、荷物検査を経て基地内に入ります。以前は何時間も並ばされるといったこともあったようですが、今回は時間ごとに人数が決まっているせいか非常にスムーズです。当日は雨がまあまあ降っていたのが残念ですが、そのせいか花粉は少なく、私も含めてマスクを外していた日本人が多かったように思います(米軍人はマスクしないし傘も差さない)。
郵便ポストを探しつつ大通りを進んでいくと先に軍事郵便局『MILITARY POST OFFICE, YOKOSUKA JAPAN』を見つけました。以前は建物内にも入れたようですが、今回は黄色テープで規制線が張ってあったので、残念ながら中に入るどころか近づくことさえできません。無理やりテープを越えて不法侵入で銃殺されても困るので遠くからの写真撮影にとどめました。
建物向かって左側にアメリカ郵便公社(USPS)のロゴが掲げられているように、当然のことながらこれはUSPSの郵便局なので中ではアメリカ切手が販売されているに決まっています。以前にもご紹介したようにUSPSは2021年にebayでの切手通販を取りやめ、自サイトでアメリカ国内在住者しか買えないようにしてしまいました。なので私としては米ドル建てでいいからここで買わせていただきたいところなのです。ちなみにこの郵便局は日曜日以外は午前9時から午後4時まで営業しており、この写真を撮影したタイミング(=土曜日の正午すぎ)では開いていたはずです。近くて遠い郵便局がここにありました。ちなみにこの郵便局のZIPコード(日本でいう郵便番号)は96349なんだそうです。このほか横須賀基地にはもう一つ郵便局があるらしいのですが、おそらく開放エリアから行くことはできないでしょう。
こうして郵便局は比較的早くに見つけたのですが、しかし郵便ポスト探しは難航するのです…以下、次号。