ジブラルタル郵政切手案内(2023年4月)

英領ジブラルタル郵政より1日に新切手案内のパンフレットが届きました。冊子をよく見ていただくと紙が微妙にずれています。まあ、しょせんは世界中に大量にばらまく小冊子なのでこのくらい甘い作りでも十分です。日本だとこういう冊子もぴしっと作るのでしょうが。

表紙は昨年(2022年)9月に崩御された女王エリザベス2世です。中を開いてもまず飛び込んでくるのはエリザベス2世の追悼切手です。しかしエリザベス2世を示すEIIRではなく、現国王チャールズ3世を示すCRIIIのマークが描かれている点もご注目ください。今月6日には国王チャールズ3世とカミラ王妃の戴冠式が控えており、それもまた切手が発行されるのでしょう。言い方はアレですが、英連邦王国は少なくとも今年前半は英王室関連切手の発行で大忙しですね。

そしてヨーロッパ切手のページ。先日もご紹介したとおり、今年のテーマは『平和-人類の最高の価値』で、新たに制定された平和のマークが各国の切手に登場しています。この虹色の帯がクロスして結びついてるマークですね。ヨーロッパ切手(旧・CEPT切手)は1973年を最後に統一図案を終了し、2000年に統一図案が登場しましたが、今年はまた久々に統一図案の切手が出揃うことになりそうです。