先日、4月20日に日本郵便が発表したプレスリリースで、今年(2023年)10月からの郵便や荷物の料金値上げが発表されました。その中で9月1日より350円普通切手を発行するということがしれっと書かれています。これは簡易書留や引受時刻証明、配達証明料(差出時)といった現在320円のサービスが軒並み350円に変更されることに伴う措置です。ならば差額の30円切手も復活させればいいのにとも思いますが、まあそこは復活しないでしょう。
では2019年8月20日に史上初めて登場した320円切手はどうなるのか? もしかしたら、わずか4年で姿を消すことになるかもしれません。しかし先日のプレスリリースでは320円切手の去就についてははっきりと書かれてはいません。ただし、9月1日より10月31日までは郵便局で手数料無料で交換できる旨が書かれています。そして350円切手は2014年に普通切手が現在の統一フォーマットに刷新されてから初の登場で、350円切手としては2012年7月2日発行以来のものとなります。
というわけで料金変更は5カ月先ですが320円切手はそれより早く製造を終了し、在庫がなくなりしだい販売終了となる可能性がありますので、お求めの方はお早めに。
郵便物の特殊取扱料の改定、荷物の付加サービスの料金改定および廃止ならびに国際郵便料金の改定
(日本郵便ニュースリリース、2023/4/25)
https://www.post.japanpost.jp/notification/pressrelease/2023/00_honsha/0425_01.html