先日、国軍と即応支援部隊(RSF)との紛争が激化しているスーダンに滞在する邦人を脱出させるために自衛隊機が派遣された際、拠点として使われたのがジブチです。ジブチ国際空港には自衛隊の活動拠点が存在しており、日本国外では初の恒久的な基地です。元々は海賊への対処を名目に作られたものですが、中国の進出を警戒するという意味合いもあるのでしょう。
さて日本と関係の深いジブチですが、ジブチがフランスから独立し日本が国家承認したのが1977年。翌1978年には外交関係樹立の口上書を交換し、今年(2023年)で45年となります。これは今年3月3日付でジブチ名義で発行された外交関係樹立45周年を祝う切手で、両国の国旗が図案化されており、枠外にはジブチの大統領官邸と日本の首相官邸の写真が使われています。
外貨を獲得するため切手を代理で発行するエージェントに委託して作られた収集家向けの切手ではありますが、ジブチは自国に関連する切手もよく作らせており、これもその一つです。5年後の2028年は両国の外交関係樹立50周年となる節目にあたり、日本からも記念切手が発行されるかもしれません。