オーストリア、リヒテンシュタイン、そしてスイスは、昨年（2022年）9月9日にフェルトキルヒ-ブクス線の開通150周年を記念した小型シートを共同で発行しました。この路線は今回切手を発行した3カ国を通るもので、特にリヒテンシュタインを通る唯一の鉄道ということでも有名です。
この切手がまた興味深いものでして、これはスイス郵政が発行したものですが、一番右端のスイス国名が入っている部分だけに額面と目打が入っています。左端のオーストリア、中央のリヒテンシュタインは、そこだけに額面と目打が入った小型シートがそれぞれの国で発売されており、このほか3種全部に額面と目打が入った小型シートも発売されています。ちなみに目打1枚版と目打3枚版ではもちろん販売価格が違い、後者のほうが前者より約2.6倍高いです。