佐賀県にある吉野ヶ里遺跡にて大きな墓が発見されたことが発表されました。その大きさから集落の有力者である可能性が高く、これが弥生時代後期、邪馬台国と同時期のものと推定されることから、ソーシャルメディア上ではこれが女王卑弥呼の墓ではないかという気の早い期待すら見かけます。
吉野ヶ里遺跡 墓の一部出土「歴史的に大きな意味の可能性も」
(日本放送協会、2023/5/29)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230529/k10014081181000.html
しかし卑弥呼の墓と推定されている場所は奈良県桜井市の箸墓古墳など諸説あり、本当に卑弥呼の墓と認定されるにはよほどの決定打が出土する必要があるでしょう。今回の墓が卑弥呼のものでなかったとしても、考古学的には非常に重要なものではあります。考古学のロマンも感じますね。まあ色々とある世界ですが。
これは弥生時代後期よりさらに昔、旧石器時代の遺跡の話。1999年9月17日に日本郵便より発行された『岩宿遺跡発掘50周年』の切手で、群馬県のふるさと切手です。今じゃこういうのはすべてフレーム切手ですね。