『東京ワンフレームチャンピオンシップ2023』開幕

8日に切手展『東京ワンフレームチャンピオンシップ2023』が開幕しました。今回の切手展には私も出品させていただいておりまして、『切手になった日本人 21世紀版』という、あまり説明が要らないであろうタイトルとなっております。まあ中身はご想像の通り。21世紀版と銘打っていますので21世紀に発行された切手のみが対象です。現在はオンラインでのみ閲覧可能ですが、15日から17日にかけて郵政博物館で現物が展示されますので、おそらく気温が高い中となりますが足を運んでいただければと存じます。

東京ワンフレームチャンピオンシップ2023
http://www.stampedia.net/stamp/ex/9/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E3%83%AF%E3%83%B3%E3%83%95%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%94%E3%82%AA%E3%83%B3%E3%82%B7%E3%83%83%E3%83%97%EF%BC%92%EF%BC%90%EF%BC%92%EF%BC%93/ja

今回の作品はとにかくわかりやすいものをと考えて作成しています。中身はタイトルで想像がつくほか、もう一つの特徴として、リーフを見る順番が特に決まっていません。もちろん作品である以上はリーフ番号はついていますが、どこから見ていただいてもいいですし、何となれば目についたところから気に入ったものだけをご覧いただければいいわけです。各リーフのタイトルとなる日本人の名前以外は基本的にUDデジタル教科書体を使用し、ロービジョン(弱視)やディスレクシア(読み書き障害)の方々にもお読みいただけるようにしています。

この作品を見るのに前提となる知識はほぼ必要ありません。なので説明文はなくても問題なかったのですが、逆に蘊蓄を求める観覧者もいらっしゃるでしょうから、豆知識のような形の文章を入れてあります。さらに昨年秋に開催された『第8回ヨーロッパ切手展』に出品した『ソビエト連邦崩壊からウクライナ戦争へ』でもやりましたが、リーフにQRコードか掲載されている場合はアクセスすれば詳細な説明が読めます。何のことはない、このウェブログで紹介した記事に飛ぶだけです。

とはいえ、手持ち全ての日本人登場切手をこの作品にて紹介できているわけではなく、一部含めるのを断念した切手もあります。

これは日本の建築家、丹下健三を描いた北マケドニアの切手です。2020年5月5日に発行されました。同国(当時はユーゴスラビア)の首都スコピエは1963年の大地震で8割が破壊され、その震災復興都市計画を進めたのが丹下でした。これは入手が最近だったこともあり、先述の作品には組み込めませんでした。